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sugar pot : トレースして処罰するだけしか方策はないの?

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トレースして処罰するだけしか方策はないの?

2007年07月22日(日) コメント:0 トラックバック:0

「学校サイト」を目にする機会がありました。噂通り、読むにたえない内容のくだらないコメントの山です。そこに、知り合いの中学3年生の娘さんの実名を見つけました。彼女のことを「どんくさい」「キモい」と評するコメントが書かれていました。たしかにちょっと不器用かなという感じのお嬢さんですが、この年頃はどうしてこうも容赦なく残酷なのでしょう。

彼女は携帯電話を持っていませんから、直接自分で見ることはないでしょうが、友人経由で見聞きはしているのではないかと思います。私は彼女の保護者である知り合いに伝えるかどうか逡巡しています。彼女がそれをスルーしているのなら、取り立てて騒ぐことは良いとは思えないし。

いや、問題にしているのは、「スルーできない程度のハラスメント」なのだ、と、小倉さんはおっしゃるでしょう。そして、それには厳罰をもって対処する、そのために、トレーサビリティは必須だ、ということですね。

刑罰を与えることも必要かもしれませんが、トレースできないその他大勢に訴えることはほんとうにできないのでしょうか。「匿名・実名・顕名」について書き始めた最初の記事で、私は「節度を持たない輩」への白い目がもとめられる、と書きました。小倉さんの記事は意図的に極端に走っているのではないかと思うのですが、更生させるのに、いきなり刑罰ではなく、「節度」のない社会に「節度」を取り戻すことも同時に考えるのがバランス感覚というものではないでしょうか。

もうそれは充分に行なわれているが有効ではない、というふうには私は思えません。そして、そんな中で、節度のない殺伐とした社会で実名を公表することが基本です、と言われても、簡単には受け入れられません。目の前の特定のひとたちの前で自分の名を名乗る、というのとは質も規模も違うのですから。

5日前の記事を引用します。la_causette:誹謗中傷の内容が荒唐無稽であることは被害者にとって救いにはならない

確かに、実名が原則だと、度量の狭い自動車メーカーに勤める従業員が自動車の性能等を評論するブログ等を立ち上げるのは勇気がいるようになるかもしれませんが、そのようなブログ等を相当の覚悟なしでも解説できるようにするというメリットは、ネットで横行している匿名さんたちによるハラスメントについて被害者に泣き寝入りを強いる以外の有効な対策を講じさせないことによるデメリットを凌駕するものではないように思われてなりません。(la_causette:誹謗中傷の内容が荒唐無稽であることは被害者にとって救いにはならない

ここに至っては「そのようなブログ等を相当の覚悟なしでも開設できるようにする」の、具体的な施策が見えません。みんなが実名で発言するから、と言われても、先に書いたように、「節度のない殺伐とした社会で実名を公表する」のはむやみに行なうことではない、というのが今の私の認識ですから、簡単には納得できません。そりゃ、大半は「実名だけど、今まで大変なコトになったことは無いよ」(kana-kana_ceoさん)だと私も思いますが、kana-kana_ceoさんが書いておられるように、昨日までかれが大丈夫だったからと言って、今日も明日も、彼女もあの人も大丈夫とは限りません。失われた節度が蘇っているというわけではないのですから、たまたま幸運だったのでしょう。

パソコン通信時代はハンドルネームと実名がつながっていました。甘い経験も苦い経験もしましたが、今の現状認識で、私はちょっとブログを楽しみたい他人に--自分の言動に社会的なものを賭ける覚悟で臨んでいるわけではない他人に--実名をすすめることはできません。

また、実名では喋れないこともありますよね。たとえば冒頭の件、私が実名を記していれば、私の周りの中3女子を持つ知人は、戦々兢々としてしまうことでしょう。書くべきではないことになってしまいます。過去の恋愛話などもなかなか書けませんね。オブラートにくるんで提示したほうが良いものも、世の中にはたくさんあります。思いやりから曖昧な表現を選ぶこともけっして珍しいことではありません。そんなとき、実名でないこと、はオブラートとしても有効です。

実名主義は、無責任で卑怯な発言のフィルタになり得るかもしれませんが、完全ではありません。そして、それ以上に多くのかけがえのないものもフィルタリングしてしまうように思えます。

最後に、スルーは泣き寝入りではありません。極めて有効な処世術です。ここでイノセントであることは善ではありません。くだらないものに真っ向からつきあう必要があるでしょうか。スルーしても更に直接的な迷惑行為--家を訪ねてくるとか、いやがらせのメールを送信してくるとか--が続けば、それは立派な違法行為であり(釈迦に説法ですね)、「対抗措置」を考える必要がありますが、そのときは現実社会の周りのひとがサポートすべきことであるし、ウェブ上では、その前の有効な方策として、「白い目」という社会の「雰囲気」を良識ある者がかたち作ることと、迷惑行為の被害者においては、スルーという態度があるのです。これらは立派な抑止力となってくれる、と私は思います。少なくとも、単なる実名主義よりは有効と考えます。

#761
カテゴリ:101 インターネット(www)

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