2006年11月24日(金) コメント:4 トラックバック:5
FC2ブログのユーザーの声、諸行無常の響きあり。マシンのうなり、盛者必衰の理をあらはす。 アクセス多の記事も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。
『平家物語』で攻めてみました。いや、今の私は本当に実感しています。マシンは壊れるもの、データは失うもの。絶対大丈夫なものなんて何もない。
今回の障害について、FC2ブログの運営側が多くのひとの目に触れぬところに何もコメントしていないことについては、既に多くのかたがたから「障害の隠蔽」という批判が出ていて、その体質が問われるところですが、バックアップというメニューが用意されているにもかかわらずそのメニューを利用しなかった場合、記事を更新し続けていた挙げ句にログを失う、という目に遭ったとしたら、気の毒だとは思いますが、「あんたも悪い」になろうというもの。
でも、多くの一般的なユーザは、「マシンは壊れるもの、データは失うもの」という認識にない。そこに悲劇が、あるいは怒りや落胆が生じるわけですね。
今回、同じくblog9のChakoさんや私が早めに対処できたのは、バックアップファイルが手元にあったからです(うちはChakoさんほど完璧なバックアップではありませんでしたが…)。この辺り、Chakoさんはこうおっしゃっています。
ワタシやsugarさんが冷静に淡々と対処できたのは、Webってそういうことが起こりうるのよ!ってことを体験してきた世代(じーさんばーさんみたいだ…)だからでしょうね。
私の場合、自分のマシンも不具合で、騒ぐ余裕すらなかった、というのもあるんですが、まぁそれはさておき、Chakoさんのおっしゃる通り、「知ってる」んですよね。さすがにこんなに身を以て思い知らされることはありませんでしたが……。
知る者と知らざる者とではバックアップという行為や、データを失ったことへの温度差があります。たいせつなデータを失うことの辛さは実感しました。バックアップファイルが手元になければ、もっと落胆していたでしょう。これはやはり「知る者」が伝えていったほうが良いことなのではないか。そう思っているときに、麻生さんが「バックアップとろうよ~(ToT)」と訴え始めました。アルキカタ(FC2ブログの歩き方)としてはこのバックアップ取ろうよキャンペーンに連動。schutzさんがつくってくださったバナーとともにバックアップのたいせつさを主張することにしました。以下にバックアップの取りかたなど記載しました。
FC2ブログの歩き方blog branch:バックアップ取ろうよキャンペーン
FC2ブログユーザーのみならず、ウェブサイト管理人のみなさま、この記事がお目に留まったのも何かのご縁、どうぞ改めてお持ちのサイトのバックアップについて、見直してみていただけると嬉しく思います
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- タグ[ バックアップ アルキカタ ]
コメント(4件)
はじめまして、コメント欄からやってきました。
記事の最初の、平家物語風という遊び心がウケました。
バックアップ対策は何一つ講じてなかったのですが、
知らぬ間に、最悪の事態は防げそうなことに気付きました。
僕の場合はまったく同じ内容のブログを2つ併用していて、
記事に関しては一週間分をメルマガとし発行しています。
これなら何か障害が起こっても復旧できる可能性があるかも。
そんなことを気付かされましたが、画像のバックアップも必要ですね。
こんにちは。
ラクダ使いさんのブログはラクダにかんする珍しいブログですし、
メルマガも発行しておられるということは読者も一定数確保しておられるんでしょうね。
そういうところはデータをなくすと残念がられますね。
ミラーサイトがあるということと、メルマガを発行しておられることが障害対策になっているとのことですが
ラッキーですね。
通常ブログはミラーサイトはないですし、メルマガ発行もそれが目的ではないわけですから、
データをなくして困る者はやはりバックアップを取る、と。
楽しみに読んでくださっているかたがたが居るとしたら尚更ですね。
いえ、とんでもないです。
メルマガの読者数は他のメルマガに比べて一桁も二桁も少ないですよ。
ただ、個人的には、それでも多くの方が読んでくれてるとは思いますね。
40名弱ですが、貴重な読者の方達ですからね。
ドメイン取得後、アドレス転送するようになってしまっているので、
それがミラーサイトとなり検索エンジン的にも弱い部分ですね。
フレーム使用のトップページも良くないようですし。
でも数はもとより、人が見に来てくれるので、粗相のないように
バックアップ体制というか、障害があってもなんとか記事なり画像なり
に到達できるよう整えてサイト内検索出来るようにしてるつもりではいます。
PS:
コメント記入欄「Comment」の上の「URL」が「URI」になってることに気付きました。
Osamuさん、ラクダ使いさんですね^^
人が見に来てくださるというのは何よりモチベーションの維持に有用ですよね。
やはり、言いっぱなしより何らかのフィードバックをいただけると嬉しいです。
サイトを整えるのは読んでくださるかたがたへのご恩返しの意味もあるかもしれませんね。
URI<統一したほうがいいですね、やっぱり。「通り」がいいのでで、URLかな……。