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sugar pot : 「貴様」と呼ばれて何と応える

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「貴様」と呼ばれて何と応える

2005年10月25日(火) コメント:17 トラックバック:0

迷惑メールフォルダを整理していると、「おすすめです。」というタイトルのメールがあった。
「へぇ、何をお薦めしてくれるのかしらん♪」
と開いてみる。案の定、アダルトなおつきあいにかんするメールだったのであるが……

・…━━◆ 貴様好みの出会いをサポート ◆━━…・

き、貴様ですか……。日本語、もう少し勉強なさったほうがよろしいんじゃないでしょうか。それとも、日本語が母語ではないかたが書いておられるのか?それにしても、「貴様」と呼ばれちゃぁ、ねぇ。

実は30年ほど前、何かの本を読んでいたときに「相手を敬うつもりで書いたのだろうがそれは逆なのだよ」との記述があり、そこに例示されていたのがまさにこの「貴様」という言葉だった。古い古い記憶が甦って、パソコンの前でくすりと笑ったよ。

笑うだけじゃ芸がないので、とりあえずは調べてみた。「貴」と「様」という、相手を敬う際につかう言葉がふたつ連なって、何故、逆の意味になってしまうのか、私には説明がつかなかったからだ。

たいへん興味深いので是非リンク先をご覧になっていただきたいが、つまり、中世頃には尊敬語として書き言葉として用いられていたものが、近世後期以降話し言葉でつかわれるようになった。一般庶民がつかうようになって尊敬の意味が徐々に失われた、ということらしい。言葉は変化するものであると言われるが、近世末期には相手を罵る意味にも用いられるようになり、上流階級では用いられなくなったのだそうだ。くだんのメールを書いた人物は、中世からタイムスリップしてきたものと思われる。

現代において「貴様」という言葉の普遍化をはかろうとする団体(?)を発見。

徐々に利用頻度を高め、少なくともネットの世界においては、これを標準化していく。また、今後は貴様と呼ばれても怒らない。こんな微細な意識変化から、日本の国際化は始まるのだ(世界貴様統一協会

上記サイト内の「日本における貴様研究」を見ていると、受け取ったメールはあまたある例のひとつに過ぎないようだ。ぶらぼー。

#468
カテゴリ:002 言葉ことばコトバ

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コメント(-17件)

出人:釣られそう(笑)

たぶん、「貴様」と「キサマ」はアクセント(イントネーション)で呼び分けてるかもと思わなくもないが、思うだけ。

  • 2005年10月26日(水)07:55:27
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sugar:イントネーション

貴様のどこにアクセントを置くか。考えもしない視点にタクシーの中からコメントです。
出人さんの普段喋っておられる言葉と私の言葉は違うのでしょうか、キサマと平坦な響き以外に浮かびません。頭にアクセント?サに?マに?

  • 2005年10月26日(水)10:53:49
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出人:アクセントを

文字でアクセントを示すことがわたしにはできません。ただ、言えることは、どちらも普段使ってないってことだけ(笑)
貴様をあなたの意味でつかっていると思われる文脈では、こちらがそのように配慮して、あえてキサマと別のイントネーションにして差異を示そうと、独り相撲よろしくむなしい努力をしているだけかもしれません。
だから、一般的かどうかはわからないです。ただ言えることは、ま、そう配慮して読むだけってことかな。もちろん、迷惑メールに配慮してやろうなんてきは、ちっとも起きやしませんけれどね。
釣られたかな~(笑)

  • 2005年10月26日(水)12:21:56
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うたね:「貴様」と呼ばれて何と応える?

「拙者、そう呼ばれるのは慣れていないので候」v-252

とか考えをひねっていました。
「貴」と「様」は両方、敬ったり尊んだりする類の文字なのに、何故に並ぶと罵倒のニュアンスになるのでしょうね?
「貴様」は「き」にアクセントがあるのではないでしょうか?「貴社」みたいに。
「キサマ」は「マ」にアクセントを置いているような気がします。
いや~、本当。言葉って不思議です。
(150年以上前の日本人って、今の日本語は通じるのでしょうか?等色々思考が飛びました)

  • 2005年10月26日(水)14:07:56
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:ぶははははは!

貴様メールぶらぼーです!
爆笑してお腹が痛くなりました。
天然でやっているのだとしたら、呆れを通り越して愛しくなってしまいます☆
この場合は「き」にアクセントがきているというのはわかるのですが、やっぱり今の日本語としては変。
戦前の軍人たちが仲間同士で「貴様」と呼び合ってるシーンは、映画などでよく出てきますね。
男性の間では最近まで敬称として使われていたのでしょうか。
「貴様統一教会」を見て、そういえば日本語って一つの言葉に対する言い回しが多いけど、職場の先輩とか女の子同士の友達とかはちょうどいい二人称がない…と改めて気付きました。
親しいネッ友さんにメールするときに、ごくまれに「あなた」を使いますけど、なんか響きが冷たいんですよね…

  • 2005年10月26日(水)22:28:06
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sugar:キ様!

出人さん、レスが難しいコメントです(^^;
うたねさん、「拙者、そう呼ばれるのは慣れていないので候」今度貴様と呼ばれたら応えてみます……って迷惑メールには応えないからそんな楽しい機会はいつかなぁ~?
アタマにアクセント、なるほどしっくりきますね(ほんとか?)何度もキ様キ様と呟いてみました。
昔の日本語と今の日本語では母音の発音からちがっているので、通じないでしょうね。昭和生まれの私ですら平成生まれの若者の日本語にはついていけ……(以下略)
洵さん、
>戦前の軍人たちが仲間同士で「貴様」と呼び合ってるシーン
あれは敬称だとは思っていなかったのですが。
>親しいネッ友さんにメールするときに、ごくまれに「あなた」を使いますけど、なんか響きが冷たいんですよね…
私は「あなた」を結構多用します。でも一方でハンドルネームを入れてみたりね。たしかに適当で汎用的な二人称ってないですよね。それがまた日本語の趣だったりするのですが。

  • 2005年10月27日(木)00:51:42
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sugar:あ。

「同期の桜」の出だしは「貴様」ですね。あれは別に罵る意味ではない、たしかに。

  • 2005年10月27日(木)00:52:24
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耳呈:キミ

そのあたりの言葉は明治維新前後に再定義されたっぽいですね。
「君」、「僕」と言う人称は原典は漢文なのでしょうけど、
じつは幕末の流行語らしいです。
「それがし」とか言ってた当時では、すごいモダンな響きだったようです。
「君」も字の通り「主君(←→下僕)」に対応していますが、
現代では「キミ」は同格以下の相手にしかつかえない…
日本語のなかには「一般化」するに従って、「格」が下落する言葉がたくさんありますね。
身近に日本語学校に通っている台湾人が多いのですが、
「クラスメートが間違って教師を〈オマエ〉って呼んでるんですよ。正しくは〈キミ〉ですよね」
みたいな質問が多いのですが、
キミもアナタも、どれひとつとして使える日本語がみあたらない。
日本語の先生、どうやって教えてるんだろう…

  • 2005年10月27日(木)01:50:08
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sugar:「一般化」するに従って、「格」が下落する

ブログも……とか思っ。
近代日本語に「相手を客体化して呼ぶ」という概念がないということでしょうか(古い時代はわかりません。古文の授業は自主的に現代文学の読書タイムでした^^;)。
君もあなたもどうにも翻訳語っぽい。
「以心伝心」同様、「目の前に居るのだから呼ばなくても分かるでしょう」みたいなのがあるのでしょう。
I~~. You~~.のように主語をはっきりさせないのが日本語のようなものですものね。

  • 2005年10月27日(木)02:04:29
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耳呈:小生

幕末の流行語と言えば「貴藩(尊藩)」、「弊藩(拙藩)」というのもあって、
このへんが「貴様」から「弊社」まで繋がっているようです。
司馬遼太郎の本にありましたが、
この流行語の意味が良く解らない志士がいて、
「ソン藩は〈損藩〉だから、へりくだっているんだ」と独り合点して逆に使ったとか… 
わたしもIT用語とかわかりません。
ブログ始める前にサイトに書いてた記事では「小生」を良く使ってました。
大学の頃の就職活動ガイダンスで
「〈小生〉は却ってエラそうに聞こえるから使わないように」とありました。
たしかにエラそうだ。いいのだ小生はブンガクシャなのだからw

  • 2005年10月27日(木)02:23:46
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sugar:小生

70年代深夜放送に親しんだ私としては、「小生」と聞くと、すべて野沢那智の声で読まれているような錯覚に襲われます。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~puck/
それ以外の場所で「小生」という言葉を「耳にした」ことはありません。
「目にしたこと」はまれにありますが。
そういえば「拙」なんて言い方もありますね<自分をへりくだった言い方

  • 2005年10月27日(木)02:27:23
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出人:逆に今時「小生」「拙者」などと

逆に今どき「小生」「拙者」などと言えば、
へりくだっているなどと受け取ってもらえないかもしれません。
なにかっこつけている、気取りやがって。
「僕」なんてのも難しくて、
ちょっと前なら、一人前の男が人の前で口にするなど恥ずかしいって感覚だったのですが、
今では普通になりつつありますね。
「お疲れさま」「ご苦労さま」を、目上の人に使うと失礼なんて感覚も、
すっかりどこかに言ってしまったのでしょう。
ほんとうに、悪気なく、後輩や「格下」のものに使われています。
あんまり使われすぎているので、こないだまで決していわなかったのですが、
先日つい上司にいっちゃって、あとで反省しきりでした。

  • 2005年10月27日(木)06:49:57
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sugar:「お疲れさまでございました」

そういえば昨日空港で、飛行機を降りて出てきたときに、航空会社の職員にそう言われて違和感を覚えたのでした。「ございました。」をつけても、それは違うのではないか、と。
いい大人が口にする「お父さん」「お母さん」にも違和感を覚える拙は、古いタイプの人間なのでしょうか。16くらいになったら人前では「父」「母」と口にできるようになっていてほしいものです。
でも、出人さんではないですが、「あんまり使われすぎているので、」耳に慣れてしまって、誤った用法でつかっているもの、私にもありそうです。後で反省しきり、できるのならいいですが、気付かずそのままというものも。
こうやって言葉は変化していくのでしょうね、きっと。

  • 2005年10月27日(木)06:55:58
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出人:身内

どんどんそれますが(笑)、勝手な思い入れがありまして、
わたしは身内を表現するとき、「父」「母」「ばあちゃん」「祖父」です。
一度も祖母のことを「ばあちゃん」と呼んだことはないのですが(笑)。
わたしにとって表現とはそうしたものでありまして、一般的な使い方はもちろん原則なんですが、
自分の表現はそれにとらわれ過ぎないようにしています。

  • 2005年10月27日(木)07:47:53
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sugar:そのひとなりの

呼び名、というものは存在しますね。
それから、方言。たとえば、沖縄ことばの「おばぁ」には温かいものを感じます。
ただ、出人さんがタイトルになさったように、身内のことを呼ぶのに、喋り手が、それをしっかり身内と位置づけられていない(内と外との線引きのできていない)呼び方としての「お父さん」「お母さん」には、やはり幼稚さを感じてしまいます。

  • 2005年10月27日(木)07:58:32
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出人:そういえば

某政党の新進気鋭の小泉チルドレンの一人が、思い浮かびますね。
同僚の一人言いましたよ。「まだ、パパ、ママと言わなかっただけいい……」って。
でも、逆に言うと、英語だとそういう点を指摘されずにすんだかも。
いっそ「ダディ」「マミー」って言えばどうなんだろう。
すんません、流れはずしすぎ(笑)

  • 2005年10月27日(木)09:07:29
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出人:うたねさん

その頭にアクセントで、わたしもやってます。「キ様」で。フォローありがとうございました。
お礼おそくなりましたが。
※よかったら、これを機に本来の流れにお戻しくだされ。皆の衆。

  • 2005年10月27日(木)09:08:37
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