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sugar pot : 星になった少年

ほろ苦い夢のかけらのおすそわけ

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星になった少年

2005年08月13日(土) コメント:0 トラックバック:0

「カンヌ少年」柳楽優弥,グラミー賞作曲家坂本龍一。キレーな常盤貴子。「リリイ・シュシュ」蒼井優。十代でタイに渡り、象つかいとなって戻ってきた少年の実話。

(以下、ネタばれあり)











事実は小説より奇なり、という言葉もあるが、実話は傍目にはそうドラマティックではないというのもまた真である。

少年がタイに渡って、象と出会い??主人公哲夢の視線で観るそのシーンは雄大で、観ているこちらも感動を覚えた。見知らぬ土地、慣れぬ言葉、慣習の中で、共に学ぶ周りの者たちの理解を得られない中懸命に象つかいの技を身につけようとする姿は、それなりにひとの心を打つだろう。

帰国後、象つかいとして家業の動物プロダクションを手伝いながら高校に通う哲夢。一人前扱いしてくれない母や義父に反発しながら、仕事をこなしていくかれ。可愛い女の子との出会いもあった。もっと象つかいとして自立したいと願うかれは、次のステップを上ろうとしていた、そのとき、悪夢が襲ってくる。

交通事故。転がるバイク。それからのシーンはまるで夢を見ているようだ。母親の佐緒里の視点なのかもしれない。

哲夢のガールフレンド絵美から、「哲夢くんはお母さんが大好きで大好きで、それで象つかいになりたいって言ってたんです。お母さんが象が好きだから」と聞かされ、哲夢がいつも居た屋根の上で号泣する佐緒里。空気を引き裂くようなその声は、我が子を失った動物の哭き声か。

が、そこまでだ。

ひとつひとつのシーンはきれいに撮られている。象の神様のシーンなど、ちゃちいが、幻想的だ。タイの風景はゆるやかで雄大で、埃っぽい一本道が印象に残る。が。

夢が中断されたのがあまりにもあっけなく、母親の慟哭にももうひとつ深みがほしい。それには、そこまでに母親が、忙しいながらも息子のことを思い続けているという描写がほしいのだが、あまりにも省略されているのではないか。実際の家族はこんなものではないだろう。

この話は、そこから後へ続く、たいせつなたったひとりのひとを失った家族が、象のランディたちが、どうやって未来へと向いていったのか,それを描くべきではなかったか。実話はそうドラマティックではないと書いたが、映画で描くべきほんとうのドラマはそこから始まったに違いない。

夏の子ども向け娯楽映画としては地味だし、少し中途半端かな。とはいえ、象のシーンはステキ。

#347
カテゴリ:005 映画・映像

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